スライ信者さんの思ひで

2014年3月5日 TCG全般コメント (5)

スライ信者さんを代表するデッキって言われたらＫＫＺＯＯって人が多いだろうけど
私が真っ先に思い浮かべるのはダイヤモンドダストだったりします

説明しておくとダイヤモンドダストとは
旧ラブニカ頃（たぶん）にスライ信者さんが作成した
青白のクロックパーミッションに税収、ブレストのギミックを入れアドを稼げるようにしたデッキです
また一枚差しの吸収でダメージレースにも強いデザインとなっています

凡庸な私はこのデッキを見せていただいたとき
へーいいデッキですねと受け答えつつも
税収ｗｗｗ平地2枚持ってきて何するんですかｗとか
吸収…？ｗｗｗｗコントロールかな？ｗｗとか内心思ってて
カード単体の弱さにしか目が行かずスライ信者さんの慧眼に気づくことはできませんでした

聡明な方は既にお気づきかと思いますがこのデッキのちのUW-Tempoの走りともいえます
2010年ごろ石鍛冶という強力な相方が追加され完成したUW-Tempoですが
アドバンテージエンジンとして雨ざらしの旅人や水深の予見者といった
一線級とは程遠いカードを採用していてそれらで手札を水増ししブレストで手札の質を高めるというギミックを積んでいて
Tempoってデッキ名に書いてあるのにとてもテンポよく動けるとは思えずどう見ても強そうには見えない構成になっていました
が結果残したのでたぶん強かったんだと思います
そう、細部？に違いはあれど青白のクロックパーミッションで手札を水増ししてブレストで質を高めるという動きは同じ
なんとスライ信者さんは数年前にこの構想に至っていたのです
当時はパーツが足りなく惜しくも結果を残すことができませんでしたが
独力でこの境地に至る構築力には感嘆の念を抱かざるをえません

このように一見すると相性が悪いとさえいえるカードすら実験し
誘導路、ケンバといった糞カード過ぎて誰も使わなかったカードまで使いこなし
時には新たなアーキタイプを作り出しまでする
私が、いえ私たちがスライ信者さんから学ぶことは実に多いかと思います

余談ですがその頃CBLに出たとき
スライ信者さんがデッキリストのデッキ名の欄にダイヤモンドダストと書いてるところを見て
この人は他の人とは違う…!と感じたことがあります
その後しばらくMTGを引退していて半年程前MTGに復帰した私ですが
愛知を代表するMTGプレイヤーとなったスライ信者さんの姿を見て
あの時の自分の愚かさを嘆いたことは言うまでもありません